APERUNZ NOTE

aperunz.labの備忘録。ビデオ撮影のこと、漫画のこと。

【漫画感想】「百万畳ラビリンス」は良い成長物語、人は自己実現で幸せを得る

コミックLO(※女の子は調べちゃダメ)の表紙でそのノスタルジックな印象と叙情的な絵で固定的なファンの多いイラストレーター、たかみち氏のストーリー漫画。2巻完結と読みやすくまとまっており伝えたい箇所はすべて網羅されている…と僕は思っています。

 
ストーリーはある日、二人のゲームデバッカーの女の子が突然民家のような迷宮に閉じ込められることに気づく。まるで異次元のように出口のない迷宮の中で二人は数少ない手がかりを元に脱出を試みるが、迷宮には思いもよらない秘密が…。
 

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長年にわたり漫画雑誌の表紙を手掛けていただけあって、構図、背景、女の子の表情からなにから絵として完成されています。そこを入り口に読み進めていくにも全然問題ない漫画です。
 
現実の中の非現実を楽しむ主人公は、やがてそこから自分の内面の葛藤に向きあって行くんですが、それもわりと共感ポイントが高いですね。 生きづらさや社会との関わりで立ち止まる姿に「あ~…俺もあるわ…」と思う人いるのではないでしょうか。
 
また作者のゲーム愛も垣間見れて良いです。僕は他人の「何かに対する愛」を見るのがめっちゃ好きです。
 
話題になった作品ですが、それを一般からの評価を差し引いても充分面白いと思います。オススメです!