APERUNZ NOTE

aperunz.labの備忘録。ビデオ撮影のこと、漫画のこと。

【fps問題】24fpsは本当は…48コマ?

色々調べる中で興味深い記事を発見しました。

映画館での映画の上映は、24コマ/秒ですか。 | ナックイメージテクノロジー

 

A. 違います。実際は、48コマ/秒で上映されています。

撮 影時のコマ数は、24コマ/秒(近年のハイフレームレート作品は別として)ですので、上映用のフィルムあるいはデータ上には、24コマ/秒の映像しかあり ません。ですが、これをそのまま24コマ/秒で上映すると人間の目はチラツキを感じてしまい大変見づらいものとなってしまいます。そのために映画館での上 映時には1コマを2回づつ映写し、24コマ×2回映写=48コマ/秒で上映しています。

  以前調べた内容とは異なった意見です。同じコマを2回づつ映写する、ということは確かに1分間に表示されるコマは48枚=48fpsということになります。

 しかし同じコマを2回づつということは内容としてはやっぱり24枚です。1つの絵に対しての描写時間としては変わらないはずなのに…これは意味があるのでしょうか。

 

答えは別のサイトにありました。

 

8mm-maintenance/こもれび倶楽部

このフィルム送りにより、画面の動きは滑らかになりますが、なぜかチラツキ(フリッカー)がみえてしまいます。これは、ひとつの画面から次のコマの画面へ移動するときのコマ移動間の暗黒画面を見ているからです。人間の眼には明暗の差をよく見分ける能力があるので、秒速16~24コマ程度のスピードではコマ移動時間の暗黒(フィルムが移動しているときはシャッターによってランプが閉じられている)を認識してチラチラする画面にみえてしまいます。スピードを1秒間に50回前後にするとみえなくなります。このため映写機は、1コマの画面を複数回映写する機構をつけて1秒間に50回前後の速度の映写にさせる方法で、人間の眼をだましフリッカーがみえなくなるようにしています。

※太字は引用者による強調

 映写機によるフィルム上映では、構造上コマ移動間の暗黒が存在します。24コマと48コマではフィルムの送る速度が2倍になるため、暗黒時間も半分になりちらつきを感じなくなる…ということなんだと思います。これはTV放送のインターレースと考え方は一緒なんでしょうね。ちらつきと残像の関係上表示枚数を50回前後にしなければならない。

 

 つまりちらつきという観点のみで考えると、「再生機にコマ移動間の暗黒時間を考慮する必要があればfps50以上が望ましい」ということになります。

 となると今度は再生機側の情報を調べないと、必要とするfpsがわからないということになります…。奥が深い…。

 次回各再生機種におけるリフレッシュレートについて調べてみたいと思います。

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