2017年1発目!CROSSOVER2017開幕戦ダイジェスト!!
2016年末は色々忙しさも重なりなかなかブログも更新できずにいました。にぎやかな家庭でてんやわんや楽しくやっています。去年一年の活動を振り返ることもしたいんですけど、余裕ができたら記事にできたらいいなぁ…
今年最初の動画は2017年で3年目を迎えるCROSSOVERの今シーズンの開幕戦です。新メンバー加入やDead or Aliveの拡大など変革を迎える中、大変エンタメ性あふれる好ゲームが繰り広げられました!お客さんとボーラーの距離も近いし、いいプレイを見て大声をあげて観客はめちゃめちゃ楽しいんじゃないですかね!いいイベントです。
是非ダイジェストを見ていただいて、心のセンサーに引っかかった方、会場に足を運んでみてはいかかでしょう!?
今回も助っ人カメラマンとしてAHOYA FilmsよりAHOYA君、フリー写真家で活躍しているmacotty君に入ってもらいました!いつも感謝です!!
次回第2戦は3月の第1金曜日、3日に会場変わらず沖縄市ミュージックタウン音市場3階にて行われます。ぜひ生の興奮を体験してみてくださいねー!!
「お金の奴隷解放宣言」はお金の奴隷を解放するのだろうか?
あけましておめでとうございます。2017年初記事がこちらです。
キングコング西野さんのLINEブログが話題です。
自分の周りでは賛成意見がほとんどだったので、自分も大きい枠組みでの奴隷解放自体は大賛成なのですがちょっと思うところがあり…
今年の目標どおり少し自分の意見を書きます。
論点整理:「お金の奴隷解放宣言」とは?
・23万部売れた西野さんの絵本『えんぴつ町のブペル』。価格は2000円です。
・小学生から「高くて買えない」というメッセージをもらった西野さんは、お金で行動を縛られる現状に疑問を感じ、この作品をネット上で無料公開します。
・お金でやり取りをするのではなく昔みたいに相互扶助が理想的、お金の奴隷から解放されようと宣言
・ただあくまでも西野さん個人に限った話であり、他のコンテンツ提供者に同じように迫るのは違うと念押し。またお金が対価で支払われるべきものもあると強調。
ブログを通して社会を変えたい‼みたいなギラギラした発想ではなく、「こうできたら世の中もっと良くなるのではないか?」という問題提起としての『お金の奴隷解放宣言』みたいですね。
前提:お金(貨幣)の奴隷とは?
この絵本が高くて買えない小学生のような、お金によって行動に制限がかかっている状態に対し、異論を唱えているわけですね。対価の選択肢が貨幣のみなのでリーチできない層がいるなら、無料公開にして各人がそれぞれ思う対価を支払う=お金の制約から解放される、といった意味合いの主張かと思われます。
疑問①:今回のような無料公開という方法はお金の制約の鎖を断ち切るのか?
自分が一番違和感を感じたのはこの部分です。
ネット上で無料公開されたコンテンツに対価を支払う方法というのは限られていて、ブログで言われていた「メシを奢る」「物々交換」なんて方法は直接コンタクトのとれる人でないと難しいし、「10万部売れるより1億人の人に知ってもらった方がいい」という文脈は、その直接コンタクトがとれる人を増やしたいという意味で捉えることもできるかと思います。知ってもらったという承認欲求の充足だけで生きていくことは困難でしょう。つまり「1億人に知ってもらう」という広告なのではないか、ということです。
今回無料公開に踏みきる前に、約23万人のお金という対価を選択した人がいます。その人たちの売上は、次の「お金から解放される人たちのための原資」になったのでしょうか?原資がなくても無料公開できたのでしょうか?
次の絵本を西野さんが最初から無料公開したとして…その製作に関わった人全員が生活できるぐらいのリターンは帰ってくるのでしょうか。
疑問②:そもそも私達は皆お金の奴隷として苦しんでいるのだろうか?
貨幣という概念が存在する前、物々交換で暮らしていた時代は私財の交換方法に悩まされたと聞きます。例えば海産物をメインの交換物にしていた人は大漁であってもそれに見合う収穫物をもった人とマッチングできなければ、財の価値は腐敗と共に消滅してしまう。畑作労働の対価がその収穫物であれば、収穫時期までタダ働きで餓えてしまう可能性がある。そこでマッチングの待機時間を解消する腐らない交換物の発明、それが貨幣でした。それこそ信用交換で成り立っている商行為の一部なわけです。
お金の奴隷の前には時間の奴隷だったわけですね。そもそも人間は生存欲求があり、安全な環境、充足な食糧を手にいれるために、奪い合い騙し合い信じ合い助け合ってきた歴史があります。人の行動を制限するものを「○○の奴隷」と揶揄するのであれば、人間はすべからく「存在欲求の奴隷」と言われるべきです。
「お金の奴隷からの解放」が素晴らしい言説に聞こえるのは、身近にいる拝金主義的な人物に対する反感、もしくは自分自身がお金で人生に制限がかかったことがあり歯痒い思いをしたことがあるからではないでしょうか。あるいはお金が誰かに独占されている実感から「お金=支配者」「お金の奴隷=私たち」という見え方もあるかもしれません。事実世界経済の格差は広がっているといわれています。
しかし実際に自分が持つお金じゃない財、価値を市場に出して生活に困らずにいれる人はどれぐらいいるのでしょう。
「お金の奴隷」という嫌な響きからは、その半面、働きの対価を全員が価値を信頼しているお金で払うという平等概念が導き出されるのです。
私的結論:ある程度売れてからの無料公開は、マーケティング/広告の文脈に回収されてしまい、「お金の奴隷」で苦しんでいる人を真の意味では解放しないのではないか。
その意味では今回の騒動(賛否両論だったみたいです)に対して諸手を挙げて大賛成!とは言えないわけです…。実際に無料公開の前に購入した23万人、これから有料でコンテンツを売ろうとしている人なんかのことを考えると少しもんよりした気持ちになります。
蛇足的雑感:個人的には「お金の奴隷」から本当に解放されたいと思っている人は結構いると思っていて、例えば「自己実現のために転職したいけど家庭を養うために給料が下がると困る」とか「離婚したいけど子育てしながら生活していくためには社会保障と自分の稼ぎだけでは困難なので我慢している」とか「どうしても沢山の人に知ってもらいたい何かがあるけど、生産コストを考慮するとペイしないので生活していけない」など…
彼らが奴隷の鎖を断ち切るためには個々のケースに対応したアクションが必要でしょう。生活の保障だけで言うなら所得の再分配による福祉の充実、ベーシックインカムの導入などが挙がるかと思います。問題提起としての「お金の奴隷解放宣言」は多くの人にそういうボールを投げかけた、意味のある行動だと思います。
さて今回のように「コンテンツの無料化」は西野さんがこれから手にするはずだった利益を社会に無償で還元したように見えます。そこで「西野さんカッコいい、すごい」だけだと社会に還元した利益を受けとるのは出版社とコンテンツを消費したいライトユーザーのみになってしまいます。
奴隷の鎖を断ち切りたい人はどうやって断ち切るべきかを調べたり考えたりしてアウトプットしていった方がいいんじゃないかなと思います。あるいは実生活の中にお金を主軸にしないスタンスを取り入れるとか。その時に初めて「お金の奴隷解放宣言」が本当の意味で社会への問題提起になるのではないでしょうか。
2017年の僕はとりあえずそう思います。
ワコムペンタブ intuosを手に入れた!
映像制作に必須というわけではないんですが、デザイン系ではどうしてもマウスでは限界があるため、ペンタブを導入しました。
ジャーン!!(ぶれぶれ)
ジャジャーン!!
この瞬間が一番ワクワクしますね。
ワコムペンタブの種類と違い
ベーシックなペンタブ、intuosは現在5種類出ていて自分は一番安いDrawをGETしました。他に「comic」「Art」「photo」「3D」とありますが、付属のソフトが変わってくるぐらいで個人的には大差は感じませんでした。もちろん筆圧感度やジェスチャによる操作機能もかわってくるので、本当に必要な人はきちんと見たほうがいいのですが、趣味で使う分にはDrawレベルで十分だと思います。
ペンタブでしたかったこと
「ロトスコープ」と呼ばれる技法がありまして、初期ディズニー映画でよく用いられた、実写の映像を上からなぞってアニメにするやつです。最近はYAKfilmsでも取り入れられてましたね。
実際にBBOYのムーブをトレースしてなぞることによって、「ムーブを分解して解釈できる」「画力が上達する」と一挙両得の効果があるとふんでいます。希望的観測です。
Intuos Drawの使用感
パッド部分はA5より少し小さいぐらいなので大胆に筆を動かしたい人にはお勧めできませんが、やはり「マウスを動かす」よりも「ペンで書く」方がリアルでやりやすいです。小ささに困ることもそんなにないんじゃないかなーって感じです。
APERUNZ.LABは実験場なので色んな方法を試して面白いものが作れたらなーともくろんでいます。
Intuos Draw small ホワイト (CTL-490/W0) ワコム ペンタブレット 送料無料 価格:9,180円 |
BOTY2016のBESTSHOWが決定。意外にもあのチームが…
仕事の速いBOTY公式
YOUTUBEのBOTY公式チャンネルにベストショーの動画があがっていました。
結果は…from france!MELTING FORCE!!
ショーの感じは動画を見てください。
世界的にバトル戦績を残しているmeltingforce。10年以上前からソロバトルで活躍するbboy sosoが突出したチームでしたが2008年ごろからエアチェアを主体としたfranklinが有名になりはじめ、最近ではnassoがソロでの成績をグイグイ伸ばしてましてboty一日目のbboy 1on1でもbluce almightyに敗れはしたものの準優勝!勢いのある個性の集まったチームであるといえるでしょう。BOTY2013にもフランス代表として出場します。
個人的雑感
他のチームの映像はまだ公開されてないので相対評価ではないのを予めお断りいたします。
meltingforce自体スキル主体のチームでショーの評価が高いチームではありませんでした。(2013年は予選10位。)
今回はキッズダンサーが3名ほど所属しており、bgirlのキッズの子が効果的な場面でソロをかましていました。曲はジャクソン5。わかりやすいですね。
そういった涌きどころが何ヵ所が用意されており、それらがうまくジャッジや観客にはまったのかな、って感じです。素直なBBOYエンターテイメント。コンセプチュアルよりもエンタメ感を優先した印象です。
その点尖ったスキルやmeltingforceにしかない個性は前面に押し出さない構成でした。2013年に出場した時はより個性スキル重視の「カッコよさ」があったので、比較するとおとなしいショーケースに見受けられます。
しかしながら後半ルーティーン畳みかける感じは、やはりベテランの風格というか、盛り上げどころを熟知しているムーブでした。勢いの良さや緩急の付け方は流石の貫禄です。あとフランスのチームは「片翼の天使」が好きすぎ。
タイトルの「意外にも」とつけた理由
去年のBOTYのベストショーは、スペインのベテランarcoponの流れを組むDouble K.O. tramでした。
youtu.beこの動画はぜひ見ていただきたいんですけど、BOTYのショーケースは割と進化が進んでいて、よく言えば洗練された、悪く言うと没個性なショーが増加傾向にありました。そつなく上手いショーをするチームが増えた中、上記のショーです。
このバイタリティー、そして構成力、さらにダンススキルとすべてが上級なのですが、なんといってもオリジナリティー。バラ、ラテン音楽、コミカルな演出、全てがスペインのこのチームにしかできない、BBOY文化の継承と発展を感じることができます。
言えばベストショーに選ばれるチームは「勢いがあってオリジナル」である事が多いです。
Melting forceは上記の動画を観た感想だと、今回オリジナルである部分をだいぶ抑えていた印象なので、ベストショーは意外でした。他のチームのショーを見ると印象は変わると思いますが…
優勝はfloorriorz!!おめでとうございます!!
今回日本勢は「body carnival」と「floorriorz」が出場。両チーム予選突破後、準決勝で日本対決となり、ボディカを破ったfloorriorzが勢いそのまま優勝したもよう。2連覇はすごい!!本当におめでとうございます。
準決勝:
Body Carnival vs Floorriorz // .stance // Battle Of The Year 2016
youtu.be決勝:BOTY 2016 WORLD FINAL - THE FLOORRIORZ (JAP) VS MELTING FORCE (FRA)